先月10日、ゆくりさんで小野寺友子さんの器を使った料理会を担当させて頂く機会に恵まれました。
贅沢にも小野寺さんの色々な器に料理を盛り付け、サーブし、お料理の紹介をする。
ご参加下さった皆さんと小野寺さん、店主の安田さんでテーブルを囲み、器や料理をはじめ色々なエピソードで話が弾み、和やかで温かな時間はあっという間に過ぎて行きました。
粉引、黒マット釉、銀彩など、、、小野寺さんの凛として心地の良い器は、どんな料理も受け入れ、
優しく引き立ててくれる気がします。
少しシャイでチャーミングなお料理好きの小野寺さんとも沢山お話ができ、ご参加された
皆さんもとても幸せそうでした。
「色々なお店に行くけれど、ゆくりさんの優しい温かさが大好きなんです。」
遠方から来られたお客様の言葉がとても印象に残っています。
お店はその店主の人柄そのものだと、感じます。
ちょっと背伸びして憧れのお店の扉を初めて開ける時、初めて作家さんの器を手にする時のドキドキ。
身分不相応かもしれないという不安な気持ちを胸に、勇気を持ってお店の扉を開ける第一歩の緊張感。
そんな時の、温かで優しい接客の心地よさ。緊張した心がほぐれていく感覚。
本当に好きな「コト」や「モノ」を扱っている人の、優しい接客が私は好きなのだと思います。
知らないコトを「知らない」と言える、分からない事を気負い無く質問できる。
シンプルなことだけれど、それが出来るお店の空気感は店主の器量のなせる事だと感じてます。
安田さんは、まさにそんな空気感をまとっている方。
ジャンルは違っても、私の教室もそうありたいなと常々思っています。
今回のお料理会の後、図らずもお休みを頂くことになりましたが、お休みを頂く間に色々と考え、
感じることもありました。
今後の自分自身も、少しずつ変化しながら成長して行きたいなと思っています。
この様な素敵な機会を下さった、安田さん、小野寺さん、ご参加下さった皆様に心から感謝しています。
本当にありがとうございました。
TABERU COOKERYSPACE 徳田涼子